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高畑尚也の直球インタビュー「私の生き方」人生行路シリーズ No.4<2009.2.15更新>

「 中国湖南省・長沙で大型店を運営する「平和堂」10年奮闘記(下) 」(2/3ページ)


ハシの長さの違い5pで、ウツ状態になることもある


「何でもありの国ですね」と語る寿谷総経理

  海外に出かけると、いつも感じるのが、生活習慣の壁です。言葉が通じない以上に、これは大きなストレスとなって表面化します。駐在する人間にとっても、これは大変な問題です。前回、湖南料理は特別辛いと書きましたが、それに食べる以前の話です。

 中国に駐在して間もない人が、中華料理は嫌いではないのに、なんとなく体調が整わず、仕事もやる気が起きないことになってしまいました。中国でのビジネスに対する思いとは逆に、軽いウツ状態になってしまったのです。それを聞いたある人が「ちょっとハシを替えてみてはどうでしょうか…」とアドバイスしたそうです。
 
  「そんなこと、何の関係があるのか」とアドバイスを受けた人は思いましたが、日本の割りばしで食べるようになったとたん食欲が進み、体調もみるみる回復したそうです。味付けではなく原因はハシにあったのです。
 
  日本と中国ではハシひとつ取っても長さや重さが違いまね。円卓を囲み、大皿から料理を取ることが多い、中国ではハシが長いのです。重さも日本の2倍はあるかもしれません。
私たちでもよく、駅弁やコンビニ弁当のハシが少し短くて、何となくそのことが気になって、おいしさが半減した経験を持っていますよね。
 
  それと同じことが異国で続けば、ウツを併発することだってあるということですね。ハシの長さの差は、日中で5pはあるでしょうか? その5pが障害になっていたわけです。中国に住めば、こんなことは、日常茶飯。


化粧品など、万引き防止に光る「人間監視機」
 

 食べ物の後に、びろうな話ですが、中国では、おしりをふいた後のペーパーを傍らのかごに入れる習慣が残っています。紙の質が悪く、排水管も細いため、よくトイレが詰まるから、そうするのですが、これなど、潔癖な日本人には耐えがたいことかもしれませんね。

 

 スーパーで見かけた箱に乗った女子店員の写真、人の多い中国ならではの風景だと思いませんか? 飛行機で数時間しか離れていない国で、なんでまたこうも違うのか、ストレスになることもあり、例えようもなく魅力でもあり。

デモ隊が店頭を埋め尽くした「抗日記念日」の開店


平穏な街からは想像できないことが起こったという

  平和堂の話に戻しますと、1号店の成功を受けて、2号店の東塘店は2007年9月に1号店から直線で5kmほどの離れた商業地にオープンしました。こちらも地下2階、地上6階までが売場になった百貨店形式の建物です。目抜き通りに面しているため、かなりの売り上げを期待できそうでした。
 
  湖南省の長沙といえば、70歳以上の日本人なら、大抵その地名を知っています。第二次大戦で、中国内陸部に深く攻め入った日本軍が大爆撃を行った地でもあるからです。オープン日は9月18日、何と「抗日記念日」に当たっていたのです。
 
  「ビルを爆破する」というデマが駆け巡り、当日はデモ隊店舗前の道路を埋め尽くしたそうです。もし、「憎き日本の建物だ。ぶっつぶせ」と矛先が向けられたらどうしたでしょう。
 
  公安の人や従業員の守りもあって、心配された事件も起こらず、無事にオープンを迎えられたそうですが、対日感情はわれわれが気付かないところで、渦巻いています。歴史でほとんど習ったことのない日本人にとって、抗日騒動はまさに“寝耳に水”の事ですが、やられた方は永遠に忘れることができないのは当たり前。
 
  肉親を殺された人も多く、そんな人からすれば「小日本鬼子」と思われていても仕方がなことかもしれません。それが、ちょっとしたきっかけで出てくるわけですから、日中間に永遠に横たわる、埋められない溝であることは間違いありません。

中国は共産国家であることを改めて実感した


値段は普通の何倍もするが、有機野菜の人気が高まっている=東塘店で

  2008年8月8日、華やかに北京オリンピックが開幕したのは記憶に新しいところです。開幕間近になると、東塘店の前を聖火リレーが通るというので、寿谷総経理も楽しみにしていました。普通の感覚なら、「聖火リレー協賛セール」で売上アップが見込めるところでしたが…
 
  人民政府からのお達しは「半日、店舗を閉めなさい」というものでした。これには、寿谷総経理もびっくり仰天。その日は、女性の公安職員も動員されて、店の前に立ってくれたそうです。オープンの日と同じように無事に済みましたが、「中国は共産国家であることを改めて実感した」そうです。

「究極の活け締め」。「ああ、これが中国なんだ」と改めて思う

 東塘店地下2階の食品売場で、面白い光景に出くわしました。鮮魚の売場には、たくさんの水槽が並んでいます。時刻はちょうど夕方の5時を回ったころでした。勤め帰りのでしょうか、こざっぱりした服装の主婦が3〜4人、じっと水槽を見詰めています。
 
  すると、一人の主婦がやおらそばにあった網を手に持って、水槽の中に入れるではありませんか? 長沙は内陸部の都市だから、泳いでいるのは河川に生息する淡水魚でしょうね。40〜50p前後の鯉のような魚をすくい取りました。
 
  網の中でバタバタする魚。主婦が手にしたハンドバックにも、しぶきが飛んでいます。その網を、すぐ店員に手渡しました。受け取った店員は、何と網を思い切り、床に打ち付けました。
 
  脳天に一撃を食らわされた魚は、真赤な血を出しながら、しばらくピクピク動いていましたが、やがて、昇天。店員さんはビニールの袋を主婦に手渡して、終わり。続いて別の主婦が目星の魚を網に入れ、店員さんに手渡し、また魚をノックアウトさせました。
 
  そんな光景を3〜4度、立て続けに見ました。生きた魚を自ら選び、自分ですくって、店員に手渡す、受け取った店員は「究極の活け締め」で魚を処理する。「ああ、これが中国なんだ」と改めて思いました。

 文化や生活習慣の違いが、ここに大きく表れていますね。偽物が横行する中国では、一番確かな方法が「生け捕り」であるのでしょう。そう言えば、スーパーが普及する前に、生きたニワトリを逆さにしばって、市場から帰る姿を何回か見ました。日本でも、昭和30年代には良く見られた風景でした。
 
  この「魚の生け捕り」の一部始終をカメラに収めました。連続写真でご覧いただくのが一番だと思いますので、ご覧下さい。


日本の主婦なら、卒倒するような場面の連続でした

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2009年

5月19日〜31日 ならまちナイトカルチャー(奈良)
5月24日  第3回国際脳教育セミナー 〜成功としあわせを引き寄せる脳の秘密!(東京)
5月30〜31日  “風の盆”onOAP=i大阪)
6月20日 ECOろうそく能 〜さまざまな地獄〜【大阪ナイトカルチャー参加事業】(大阪)

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